HFE(ハイドロフルオロエーテル)
1997年、京都で地球温暖化会議で特定フロン全廃が決議されました。
これは 早い話オゾン層の破壊の原因となる物の使用を禁止して地球を守ろうという
方向性だったわけです。

そんな 社会環境の中 代替フロンの1つとして このハイドロフル・・・は生まれました。
この溶剤はオゾン層破壊の原因となる 塩素原子を含んでいないという事や引火点を持たず
安全性が高く そして何より 「適合性を損なう事なく 汚れを溶解する『選択的溶解性』を
持っている」のです。
よく 汚れを溶解する基準に KB値という尺度で測るのですが、 このハイドロ・・・は
けして その値が高い訳ではありません。しかしKB値がすべての溶解性を表現している
わけではないし むしろこの溶剤の特性である低表面張力によって 衣類の中に
浸透し洗う事が出来 さらに低い粘性だからこそ 瞬時の液切りができる。
そして フロンと同じで大きな密度を持っているので比重差分離の仕組みから
表面の汚れを浮上分離する事が出来ます。

瞬時の液切りが出来るという事は 脱水時の時間の短縮やスピードにも影響します。
そして何より乾燥時間の短縮と低温度での乾燥ができるわけです。

それから洗う事だけに限定して フロン例えばCFC−113の溶剤と比べての
大きな違いは衣類に貼り付けられビニール類や 
化学繊維そのもので完成されている衣類だったりしても 
それに対するケミカルアタックが微小であるという事。つまり化学変化やそれ自体を
溶解しないという事。
また 作業面から考えても溶剤の沸点が従来のフロンより 高い為
ワークアウト つまり溶剤の持ち出しが少ないという利点があり
それは 作業者にとって神経質になりすぎなくても 良いという事でもあります。

溶剤の為の機械

洗浄方式は2浴蒸留新液循環式と書くと長いだけで
判りにくいと思いますが・・・

機械のベースタンクに溶剤を必要規定量入れておきます。
そして 普通の洗濯機のように衣類をドラムにいれます。
液が出て予洗します。脱水します。ここで1浴目終わり
液が出ます。洗います。脱水します。2浴目終わり
自動的に乾燥します と同時に汚れた溶剤を
回収します。この時まずフィルターで物理的なゴミを取り
次の工程で溶剤とゴミと水分を分離し溶剤だけを元あった
タンクにもどします。これは液体を気化させ さらに液体にもどす
という なんともダイナミックといいますか なんでそんなんするねん。
という事ですが 溶剤を大気中にばら撒かない事や
溶剤に衣類から出た水分を放置して腐敗させたりしない事で
洗浄液をクリーンにする事とか 色々ありますが
溶剤が高いので「もったいない」 これはとても重要です しかし
ただ 「もったいない」だけではだめなので
溶剤を新液と同等にする為の仕組みなのです。
それで 溶剤は99%回収し 洗濯、乾燥までの時間は25分です。

ざっと こういうような溶剤と溶剤用の機械なんです。
それで結局どういう風に衣類が仕上がるのか?
それが みなさん1番興味を引かれるところだと思いますが・・・

こればかりは実際 消費者の方が手にとって判断していただくのが1番です。
もったいぶって 書かないわけではないのです。
冒頭の方でも触れましたけど 風合いの変化を1番理解出来るのは
その衣類を買った購入者であるという事だからなんです。

ただ 当社はこの溶剤と この溶剤専用の機械は勿論ですが
もう一工夫してみました。
それで全体的な仕上がりのパフォーマンスには自信があります。
そして この専用機 専用溶剤をしようした 洗濯コースを

『Presure Corse』(プレジャーコース)と命名します。

是非1度といわず 1枚だけといわず 
お試しください 末永く ご愛顧 宜しくお願いします。